令和5年 修正会ご案内

コロナ感染症との付き合いも、気がつけばずいぶんと長期戦となっています。しかし、徐々に私たちはその対策を熟知しはじめ、やがて訪れるこの長期戦の終焉へと期待しつつあります。

さて、元日1月1日 (日) 午前11時より本堂で「修正会」が勤まりま す。「修正会」とは、一年の初めに荘厳を整え、身も心もひきしめ、仏恩報謝の思いをもって新しい年にのぞむ仏事です。お寺も今年もまたウイルス感染症対策に頭を悩まされた一年でしたが、やがてこの状況もいずれは収束することが見えてきました。心機一転、新年からの新たな生活へ向け、ご一緒にお勤めさせていただきたく思います。

なお、例年お勤めのあとにささやかなお食事のご用意をさせていただきます。新年のひとときを本堂でお過ごし下さい。感染症対策に十分ご留意いただき、ご無理は申しませんが、可能であればご参詣をお待ち申し上げております。

         記
 日時   令和5年 1月1日(日) 午前11時〜
 場所  了願寺 本堂

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令和4年 了願寺報恩講円成

さる12月3日 (土) と 4日 (日) の二日間に渡って、皆様方の多大なるご協力のもと、無事本年も当院報恩講が円成いたしました。心より感謝申し上げます。

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今年は3年ぶりの通常開催で、いつも以上に報恩講をお迎えするまでの準備の大変さを痛感しました。仏花はここ数年同様、生野区の光徳寺高橋照吾さんにお願いして、立派なものが完成しました。伝統的な立花の形式を保ちつつも、毎年花材に斬新なものを取り入れて、今年も見応え充分でした。

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「御斎」(お昼の精進料理)も通年どおり準備させていただきました。了願寺婦人会の方々にお手伝いいただき、前日の仕込みから当日の接待まで、本当にお世話になりました。

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いよいよ来年に迎えた本山の 慶讃法要 (宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年)のテーマ「南無阿弥陀仏 人と生まれたことの意味をたずていこう」を受けて、今年の当院での報恩講テーマは「人として生まれて」と設定しました。

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3日の法話は住職がさせていただきましたが、4日のご法話には、石川県加賀市より佐野明弘先生(光闡坊住持)にお越しいただき、同テーマでお話しいただきました。仏教がとらえてきた人間観を、例を交えながらわかりやすく丁寧にご説明いただき、みなさん吸い込まれるように聞き入っておられました。法話後には、何名かのご門徒さんが先生のもとへお話に行っている姿が印象的でした。

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古来「真宗門徒にとっての一年は報恩講に始まり、報恩講に終わる」と言われてきました。お寺にとっては、これからまた、来年の報恩講へと向けた一年がはじまりますが、暦の上ではあともう少し一年が残っています。

1月1日の元旦は11時より本堂にて修正会が勤まります。お勤めのあとにはおせちと少しのお酒をいただくことが通例となっています。年始お時間が許しますならば、ぜひとも本堂へ新年のお参りにお越しください。

寒さも厳しくなってきました。くれぐれも健康にはご留意なさって、お念仏とともに良いお年をお迎えくださいますよう心より祈念致しております。

明日から報恩講

いよいよ明日から 報恩講 です。オンライン (ZOOM) で参加予定の方は以下のIDとPASSWORDSでお入りください。

トピック: 令和四年了願寺報恩講
時間: 2022年12月3日 01:00 PM 大阪、札幌、東京

Zoomミーティングに参加する
https://us06web.zoom.us/j/9801174432?pwd=R2pMM3FQN2svTG5ieTRTZ1BIR21yQT09

ミーティングID: 980 117 4432
パスコード: 253354

おみがき準備会

報恩講へ向けて去る11/26 本堂にて「おみがき」が行われています。多くの方のご協力で無事仏供がきれいにおみがきされました。ご協力くださったみなさま、ありがとうございました。

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報恩講仏花

仏花の方も11/30に生野区の光徳寺高橋照吾さんに来ていただき、立派なものが完成しています。ぜひとも実際にじっくりとご覧になって下さい。

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出来島駅前「了願寺」看板設置

了願寺では、今年に入って 納骨壇樹木葬 の設置を行ってきました。また、従来からの 永代供養墓 (合祀墓/共同墓) に加えて、新設された樹木葬スペースにも永代供養墓を新設しました。一方で、従来からあった 墓地 も年々お墓じまいが進むに連れて空きが増えてきました。

コロナ禍を経て、社会全体が大きく変化しようとしています。お寺や仏事に関しても同様で、今大きな変革期にあります。こうした社会の変化を受けて、お寺側も柔軟に対応していかなければならない時代になっています。お寺側の取り組みを、より多くのみなさまに周知するため、お寺の役員様方や檀家様方のお知恵を拝借しつつ、今少しずつ行動を開始しています。そのような行動の一環として、まずは、お寺の存在をより多くの方に知っていただこうと、最寄り駅の「出来島」駅前に看板を設置しました。

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今回のこの看板設置は、お寺の役員様方の多大なるご協力のもと実現したもので、心よりお礼申し上げます。

デザインは少し思い切って派手なものにしました。駅前の高立地での看板ですので、なにより目立つように赤を基調とする思い切ったデザインにしました。お寺の看板としてはいささか斬新すぎるきらいもあり、賛否両論あると思うのですが… ご覧になられた方で、なにかお気づきの点があればお知らせいただけると幸いです。

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お寺では、町会の掲示板や回覧板、区の新聞やフリーペーパー等を利用して、効率的にお寺のご案内ができればと思案しております。なにか妙案をお持ちの方はぜひともお知恵をお貸しください。

令和四年了願寺報恩講ご案内   

秋も一段と深まり、日だまりの恋しい季節となりました。皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

報恩講とは浄土真宗の開祖親鸞聖人の祥月命日(十一月二十八日)に合わせて毎年勤められる法要で、浄土真宗にご縁のある方々によって過去何百年の間大事にされ、私たちにまで引き継がれてきた一年の中でもっとも大切な仏事です。本山である東本願寺では、毎年十一月二十八日を含めた八日間、一年で最大規模の法要が勤まります。全国の各寺院では、本山の御正忌報恩講の日程の前後で(本山と日程が重ならないように)報恩講が予定されます。当院了願寺では、毎年本山の御正忌の後の最初の土・日で報恩講が勤まります。

浄土真宗にご縁のある私たち門徒は、この御講(あつまり)の場で、一年を締めくくる荘厳な仏事に身を置き、同時代に共に生きる同行の方々と膝を突き合わせながら、ご一緒に真実の教えに触れ、自らに響く生命の声に耳を傾けます。

当院では、昨年・一昨年とコロナウイルス感染症拡大防止のため、予定を短縮し一日一坐のみの法要でしたが、今年は感染症対策に留意しつつ通年に戻して、下記の通り二日間お勤めさせていただきたいと思います。初日はお勤めの後、当院住職が法話を行います。二日目は午前午後の各お勤めの後、石川県光闡坊住持の佐野明弘師にご法話をいただきます。親鸞聖人よりお示しいただいた、信の上のお念仏を共々に称えさせていただきたく、皆様方の多数のご参詣をお待ちしております。

         記

一.日程  令和四年 十二月 三日(土)
              午後 二時~  逮夜(おつとめ)
                 三時~  法話(当院住職)
           十二月 四日(日)
              午前 十時~  晨朝(おつとめ)
                 十一時~ 法話(佐野明弘師)
                 十二時~ お斎接待
              午後 二時~  日中(おつとめ)
                 三時~  法話(佐野明弘師)

一. 講師  石川県光闡坊住持 
           佐野明弘師

—> 報恩講ご案内PDF

*本年は十二月四日(日)の午前・午後と石川県光闡坊住持の佐野明弘先生にお越しいただきご法話いただきます。佐野先生は当院住職が日頃から公私共にお世話になりご指導いただいている先生です。今回初めて了願寺まで石川のご遠方よりお越しいただきご法話いただきます。ぜひとも住職と共にご聴聞いただければ幸甚です。

*四日の日中(午後二時から)は法中のお寺様方も来られて、当院の法要のうち一年で最も重い法要が勤まります。全日程ご都合つかれない方も、四日の午後からはぜひともご参詣・ご聴聞賜りますようご案内申し上げます。

*ご参拝に際しては新型コロナウイルス感染拡大防止のため、次の項目に留意していただきますようご協力よろしくお願い申し上げます。

 ・参拝者の間隔を保つため、本堂は原則イス席といたします。
 ・参拝いただく際は、必ずマスクを着用ください。
 ・本堂に入る際は検温にご協力ください。
 ・入り口に消毒を設置していますので、手指の消毒をお願いします。
 ・参拝の際は、密集を避け、互いになるべく距離を空けるようお心が  けください。
 ・本堂が密になる場合は、一階の会館もご利用ください。法要中の本  堂の様子がモニタに映されます。
 ・本堂・会館とも定期的に換気をします。各自防寒対策をお願いします。
 ・体調に異変がある場合は、参拝をお控えください。

*法要はZOOMを利用してオンラインでも参加できます。不明な点はお寺までお気軽にお尋ねください。

トピック: 令和四年了願寺報恩講
時間: 2022年12月3日 01:00 PM 大阪、札幌、東京

Zoomミーティングに参加する
https://us06web.zoom.us/j/9801174432?pwd=R2pMM3FQN2svTG5ieTRTZ1BIR21yQT09

ミーティングID: 980 117 4432
パスコード: 253354

*当院報恩講は毎年皆様方の篤厚のご懇志とご協力で勤めさせていただいております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

—> 報恩講ご案内PDF

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吊し柿準備会&写経会のご報告

以前 にご案内させていただいていた通り、本日報恩講に向けた吊し柿の準備会を行いました。

お陰様で何名かの方に本堂の会館にお集まりいただき、かなり効率よく作業が進みました。ここから3週間ほど境内で吊るして、当院の 報恩講 の時期には美味しい干し柿が出来上がっていると思います。ご参詣の皆様方もきっとよろこんでくださると思います。お忙しい中、お手伝いいただきありがとうございました。

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この日は引き続いて定例の写経会も行いました。ほとんどの方が柿の準備に引き続いてご参加くださって、なかなか写経モードに切り替えることが難しかったのですが… この日は小学生の女の子の参加もありました。なかなか立派な文字です。

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12月今年最後の写経会は「12/14 (第2水曜日) 午後2時から」となります。奮ってご参加下さい。

12月写経会 : 12/14 (水) 14:00--
場所 : 本堂
持物: なし (お寺が用意します)

今月 11/26 (土) 午後2時からは おみがき があり、いよいよ、来月は 報恩講 です。ぜひとも多くの皆様のご参詣をお待ち申し上げております。

樹木葬スペース最終工程完了

先日(10/31)、了願寺に新設された 樹木葬 スペースの最終工程である文字入れが完了しました。

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この自然石は、お寺の境内に古くからあったものですが、そこに仏典の言葉を刻みました。「澍法雨」とは、浄土真宗の聖典『大無量寿経』にある言葉で、「仏法が大地を潤す雨のように澍がれる」といった意味のことばです。樹木葬という新しい取り組みにあたり、どの言葉を選ぶべきか思案した結果、この言葉が腑に落ちましたので、当院に昔からある自然石に刻みました。味のある古い石の文字は、存在感のある300年オリーブととても相性がよいと感じています。

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樹木葬スペースの永代供養墓(共同墓・合祀墓)には「樹心佛地」の言葉を選びました。こちらは直接には親鸞聖人の『教行信証』最後あたりの「心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」という有名な言葉です。阿弥陀仏の本願の世界が「仏地」と表現されています。心を弘誓の仏地に樹てるとは、人間の限られた狭い見方を離れる決断が表現されています。この親鸞聖人の独特の表現は、玄奘三蔵の『大唐西域記』の文言を受けているようです (T51, n.2087, p.887a22: 「樹心佛地流情法海」)。「樹てる」という印象深い言葉が、今の樹木葬にマッチするように感じて、この言葉を選びました。

樹木葬への納骨は順次受付開始しております。またお寺へお越しの折はぜひともゆっくりとご覧になって下さい。

「おみがき」と「お斎」お手伝いのお願い

寒くなってきましたが、お変わりございませんか。いつもお寺の行事にご理解・ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

さて、本年は3年ぶりに通常通り 報恩講 が勤まります。すでにご案内の通り来る12月3日(土)、4日(日)を予定しています。そこで、たいへんお忙しい中恐縮ですが、その準備のため、下記によりお仏具の「おみがき」のお手伝いをお願いしたく、ご案内申し上げます。

また、報恩講「お斎」についてですが、今年はコロナ対策をしっかりと講じた上で準備をしたいと思います。お斎〔食事〕のお世話について、これまでは婦人会の班ごとの皆様に年毎交代でお手伝いをお願いしていましたが、婦人会の皆様方との話し合いの結果、今後、それらを統一して、婦人会・御門徒様で男女問わずお手伝い可能な方々にお集まりいただき、準備・接待等をお願いするということとなりました。

「お斎」とは、御門徒によって持ち寄られた食材で作り、宗祖聖人のご遺徳を偲びつつ、御同朋共々にいただく食事です。これまでお手伝いいただいていた方々はもちろんのこと、報恩講当日、ご都合つく当院有縁の御門徒の皆様方は、是否ともお手伝い賜りたく、お願い申し上げます。

ご多用中まことに恐縮ではございますが、万障お繰り合わせの上ご参集いただき、貴重なお時間・ ご意見を賜りますよう、お願い申し上げます。

    日時  「おみがき」 11月26日(土)  午後二時~     
          「お斎」相談会  同日       午後三時頃~

    場所   了願寺本堂

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吊柿お手伝いのお願いと写経会ご案内

吊柿お手伝いのお願い

今年もお寺の柿の木の「吊し柿」の準備会をしたいと思います。

了願寺では、境内にある柿の木の実を、この時期に吊し柿にして、12月 (今年は 3・4 日) の 報恩講 にご参詣の方々にお配りしています。2〜3 週間ほど境内に吊して、報恩講には出来上がるようにします。そこで、その準備のため、下記の写経会の少し前にお集まりいただき、お手伝いをお願いできたらと思います。誠にあつかましいお願いで恐縮いたしますが、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

  日時:令和4年11月9日(水) 午後1時より(1時間ほど)
  持ち物:特になし。作業しやすい服装で。  
        (お道具類はお寺がご用意します)

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11月写経会ご案内

了願寺では現在月に一度写経会を開いています。

題材は皆さまにも馴染みの深い『正信偈』です。日々お勤めしている言葉を、お寺の本堂で心を鎮めてかみしめてみませんか?この写経会にはお習字の先生もお招きしたいと思いますが、一般の習字教室と違ってあくまでも「写経会」ですので、はじめに少し書き方のご指導をいただき、あとは「黙々と書いていただく」という会にしています。時間はおよそ1時間から1時間半ほど (集中力が切れるまで…) を予定しています。

今月の写経会は、上記の吊柿準備会のあとに行いたいと思います。ご都合付く方は引き続きご参加ください。今月は費用はいただきません。毎月第2水曜日の午後2時からを写経の時間にしたいと思います。お道具類などはお寺でご用意させていただきますので、お念珠だけ持ってどうぞお気軽に起こしください。

   日時:令和4年11月9日(水) 午後2時より(1時間ほど)  
   費用:1,500 円(今月はなし)   
   講師:ご門徒の師範の先生
   題材:『正信偈』(毎回 16 行ほど)
   持ち物:お念珠(その他お道具類はお寺がご用意します)

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写経会のご報告と次回案内

去る 10/12 (水) 午後2時から、定例の写経会が行われました。了願寺では「毎月第二水曜日」の「午後二時」から、『正信偈』の写経会を行っています。講師の先生にもお越しいただき、はじめに少し指導をいただいた後、心静めて写経に集中します。参加者の集中力が切れてきた頃合いで、再度少しご指導いただきます。

まだまだ、お寺の行事として定着せず、参加者が少ないのですが… 毎月行っていますので、可能なときだけでも結構ですので、気が向いたらふらっと起こしください。

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次回は11月の第二水曜日「11/9 (水)」の午後2時からです。

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