梅雨時期の植物

関西も梅雨入りの便りが聞こえ、ジメッとした鬱陶しい季節となっていますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、境内ではアジサイをはじめ、梅雨の時期の植物が次々の開花し始めています。めずらしいものもちらほらありますので、雨の合間にぜひとも散歩がてらお立ち寄りください。ブログがてら、ここにも少しご紹介を。

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このあじさい、ご門徒さんから昨年挿し木で増やしていただいて、境内に地植えしました。今年は立派に咲いてくれました。品種はうっかり忘れてしまいました。ご存知の方、教えてください。

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これはご存知「カシワバアジサイ」ですね。実はこのアジサイ、白ではなく、ここからピンクになるはずなんです。珍しいですね。

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ユリも何種類か境内に咲いています。これはスカシユリのトライバルダンスという種類です。熱帯植物的な配色で、見ごたえがあります。

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これは花菖蒲ですね。淡紫の花が咲きました。今年は次男の初節句だったのですが、これが咲いたので記念撮影をしました。

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これは「ミッキーマウスの木」と呼ばれている南アフリカ原産の常緑低木です。そのネーミングは、赤いガク片と黒い実がミッキーマウスに似ていることからこの名前がついています。アフリカ原産の比較的珍しい樹木ですが、日本の環境でも越冬し、割と強い木です。

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これは「ヤマボウシ」ですね。写真のものは常緑のもので、今ちょうど鈴なりに咲いています。落葉の方のヤマボウシも境内にはいくつか植わっています。

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沖縄の公園や庭先でよくみかける「テイキンザクラ」です。くびれた葉を提琴に例えられてついたそうです。寒さに少し弱いので冬場は軒下くらいで越しました。エキゾチックな小さな赤い花を咲かせてくれます。

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これは「グレビレア」という植物で、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。グレビレアは実にたくさんの種類があって、これは「ロンギスティーラ・エレガンス」といわれるものです。花の形と葉の切れ込みに特徴があり、非常に美しい花が咲きます。オーストラリア系の植物は近年日本にもたくさん入ってきており、比較的ローメンテナンスで育てることができます。

他にもたくさんの花々が開花しています。中には非常に珍しいものもありますので、ゆっくり散策してみてください。わからない植物があれば住職に聞いてください。植物談議は大好物です。この時期、時間があれば庭に出ています。また、欲しいものがあればご遠慮なくおっしゃってください。挿し木や株分けできるものであれば、すぐにお分けいたします。

それでは、また。

鯉のぼりとこどもの日

新緑のいい季節となりました。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。

さて、5/5 のこどもの日に向けて、境内では「鯉のぼり」が上がっています。雨の多いこの季節、大きな綿製の鯉を、雨のたびごとに上げたり下げたりするのはなかなか一苦労なのですが、日本の古き良き風習である鯉のぼりのある風景は、やはり心躍るものがあります。

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お寺に起こしの折は、ぜひともご覧になってください。

さて、皆様のお陰様を持ちまして、京都東本願寺では親鸞聖人のご誕生850年の「慶讃法要」が無事圓成しました。心より感謝申し上げます。了願寺からは 4/15 に団体参拝しました。あいにくの雨だったのですが、室内移動がほとんどでしたので、人が少なくて返ってよかったとのお声もいただきました。プログラム自体もほぼ予定通り進み、充実した一日となりました。ご参加くださった皆様、そしてご懇志をいただいた皆様方には、心より御礼申し上げます。

こどもの日である 5/5 には東本願寺では「こどもの集い in 東本願寺」が開かれます。こどもたちのための慶讃法要です。私も子供たちを連れて上山する予定です。こどもたちに向けたさまざまな企画が用意されています。飛び入りの参加も可能だと思いますので、ふと思い立った方はぜひとも京都においでください (念の為、この記事をご覧になった方で参加希望の方はお寺までご連絡いただければ確実かと思います)。

新緑の木々と花々

春の盛りから初夏にかけて、境内では様々な植物が動き出しました。一部、ここにご紹介を。

まずは、境内の生け垣のヒラドツツジです。この花のおかげで、この時期がもっとも外からのお寺の風景がきれいです。

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これは山吹なんですが、斑入りの珍しい山吹で、葉にも花にも白斑が入ります。

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ご存知、藤の花です。咲かすのに小さな苗木から3年かかりましたが、今年はなかなか見ごたえがあります。

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この可憐な小さな花は羽衣ジャスミンです。甘い香りがあたり一面に広がっています。

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これは紅花のハナミズキです。本堂の横に植わっています。

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これはデルフィニウムというお花です。切り花ではよく見ると思いますが、鉢では少し珍しいです。夏の暑さに弱いので種で増やしてみます。

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これはマーガレットですね。少し変わっていてぼんぼりのような形の白花です。

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これはユーフォルビアの花です。宿根草で毎年小さな鈴なりの花を咲かせてくれます。

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これはポリガラという植物です。小さな濃いピンク色の花が鮮やかです。とても強い植物でほとんど管理をしなくても咲いてくれます。

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これはキリシマツツジです。私の妻の実家 (能登) から送ってもらったものです。鮮やかな赤がいいですね。

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これはオオベニウツギですね。この時期、花色が白から薄ピンクと濃いピンク色に変わり3色の花を同時に楽しめます。

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他にも、たくさんの植物が境内にはあります。お寺にお越しの折はゆっくりとご覧になってください。

境内「桜」開花中

春の日差しが嬉しい季節となってきました。

お寺の境内の「桜」が開花中です。今週末が見頃といったところです。

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すでに ご案内 させていただいている通り、4月1日(土)午後二時から境内で「花まつり」が行われます。本堂で誕生会のお勤めのあと、境内でみなさんとお花見をしたいと思います。お時間合えば、ぜひともご参加ください。

他にも境内にはいろいろな植物が開花中です。

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これは源平の枝垂れ桃の花で、紅白の花が咲く珍しい品種です。樹木葬スペースの近くに置いています。

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これは「クルメツツジ」で、江戸時代後期に久留米藩がつくり出した改良品種だそうです。戦後には久留米でたくさん作られたという、日本原産のツツジです。一般のツツジより少し小ぶりの花が咲きます。これは墓地参道で咲いています。

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これは「利休梅」です。中国原産ですが明治時代末期に渡来したようです。清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多いそうです。このため、茶道の祖である千利休にちなんで、リキュウバイと名付けられたということです。こちらも墓地の参道に咲いています。

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これはご存知「スイセン」ですが、「スノーフレーク」という品種です。釣鐘状の花がスズラン、細長い葉がスイセンのようだから鈴蘭水仙とも言われています。白い花弁の縁に緑の水玉のような斑点が入り愛らしいです。こちらも墓地参道に。

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こちらは「カラフネツツジ」です。黒みがかって見える濃赤色の花が個性的なツツジです。「カラフネツツジ」という名は、その昔、日本のツツジがオランダで品種改良され、逆輸入されたのが由来とも言われています。この可憐な花も墓地参道にあります。

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これは少し変わり種で、オーストラリアやニュージーランド原産の「ギョリュウバイ」という花です。日本でも流通が盛んで、比較的よく園芸店で見られます。その葉の形が「御柳」(ギョリュウ) という樹木の葉に似て、花は梅の花に良く似ているため、日本では二つを合わせて「御柳梅」(ギョリュウバイ) と呼ばれるようになりました。こちらはお手洗い近くに鉢植えされています。

その他にもたくさんの植物が境内にはあります。春の気持ちの良い気候、ぜひお散歩がてらいらしてください。

樹木葬スペース「梅」満開

境内に新設された 樹木葬スペース の「梅」満開です。ここにはシンボルツリーとして樹齢300年のオリーブが植樹されていますが、境内にもともと植わっていた「梅」がこの季節とてもいい感じです。ぜひお近くにお越しの折は、お立ち寄りください。

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昨年の10月にオープンしたばかりの了願寺樹木葬スペースですが、すでに何名かの方がご検討中です。石版プレートは以下のような感じになります。自由にお好きな言葉や絵柄を入れていただけます。まだまだ、スペースに余裕がありますので、当面は石版の位置はご希望の場所に配置していただけます。こちらも、ぜひともご検討ください。

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境内には、この樹木葬スペースの見応えたっぷりのオリーブをはじめ、「梅」や「桜」などの国産の花木だけでなく、世界中の様々な珍しい植物が置かれています。下の写真は現在山門前に置かれている「ユッカ」(Yucca Rostrata) というメキシコ北部原産のリュウゼツラン科の植物で、なかなか目にすることがない見ごたえがある植物です。

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その後ろに咲いているのは黄花の「マンサク」で、とても不思議な花を咲かせています。香りもとてもよく、お寺の入り口に置いています。

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これからの暖かくなる季節、境内では様々な植物が楽しめます。お気軽に散歩がてらにお立ち寄りください。