樹木葬スペース最終工程完了

先日(10/31)、了願寺に新設された 樹木葬 スペースの最終工程である文字入れが完了しました。

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この自然石は、お寺の境内に古くからあったものですが、そこに仏典の言葉を刻みました。「澍法雨」とは、浄土真宗の聖典『大無量寿経』にある言葉で、「仏法が大地を潤す雨のように澍がれる」といった意味のことばです。樹木葬という新しい取り組みにあたり、どの言葉を選ぶべきか思案した結果、この言葉が腑に落ちましたので、当院に昔からある自然石に刻みました。味のある古い石の文字は、存在感のある300年オリーブととても相性がよいと感じています。

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樹木葬スペースの永代供養墓(共同墓・合祀墓)には「樹心佛地」の言葉を選びました。こちらは直接には親鸞聖人の『教行信証』最後あたりの「心を弘誓の仏地に樹て、念を難思の法海に流す」という有名な言葉です。阿弥陀仏の本願の世界が「仏地」と表現されています。心を弘誓の仏地に樹てるとは、人間の限られた狭い見方を離れる決断が表現されています。この親鸞聖人の独特の表現は、玄奘三蔵の『大唐西域記』の文言を受けているようです (T51, n.2087, p.887a22: 「樹心佛地流情法海」)。「樹てる」という印象深い言葉が、今の樹木葬にマッチするように感じて、この言葉を選びました。

樹木葬への納骨は順次受付開始しております。またお寺へお越しの折はぜひともゆっくりとご覧になって下さい。

了願寺共同墓の盆会法要と地蔵盆のお知らせ

共同墓盆会法要

令和2年8月15日 (土) 午前10時より、本堂にて 孟蘭盆会法要 が予定されております。同じ日の「午後1時」より、了願寺墓地内の共同墓(永代供養墓)前にてお盆のお勤めをいたします。共同墓にて納骨の皆様方には、本堂の法要に引き続き、ぜひともお参りくださいますようご案内申し上げます。

日時:令和2年8月15日 (土) 午後1時より

地蔵盆

令和2年8月24日 (月) 午前11時より、了願寺墓地の地藏前にて「地藏盆」のお勤めをいたします。了願寺墓地有縁の方々は、どなたでもお参りいただけますので、日頃の感謝を込めてご一緒にお勤めいたしましょう。

日時:令和2年8月24日 (月) 午前11時より

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「共同墓 盆会法要」と「地藏盆」のお知らせ

お盆期間の下記日程にて、了願寺「共同墓」(合同墓, 永代供養墓) の墓標前にてお盆のお勤めを行います。共同墓に納骨された方々の有縁の皆さまは、ご参詣ください。

    記
日時 八月十五日 (水) 午後一時より

同日の午前十時からは、本堂にて 盂蘭盆会法要 が勤まりますので、ご都合つく方はぜひとも本堂での法要にもご参詣ください。

地藏盆について

また、下記日程にて了願寺墓地中央の地蔵菩薩藏前にて「地蔵盆」のお勤めを行います。墓地有縁の方々はどなたでもお参り下さい。

     記
日時 八月二十四日 (金) 午前十時より

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