秋冷の候 益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
本年は新型コロナウイルス感染症への脅威との戦いの一年で、気がつけば年末の報恩講のご案内の時期となっておりました。皆様方におかれましては、大変なるご心労を重ねられた一年となっておられるかと存じます。心よりお見舞い申し上げます。
当院におきましても、本年は定例行事や法要等が例年通りには行うことができず、試行錯誤の日々でした。未曾有の事態の中で、あらためてお寺としての役割について日々反省を促されている次第です。
さて、当院では例年二日間にわたり報恩講をお勤めしておりますが、今年はコロナ禍の影響で長時間の法要は躊躇われ、下記の「一日のみ」お勤めしたいと思います。日程短縮とは言え、報恩講とは真宗門徒にとって一年の中でもっとも大切な仏事です。私たちは、この集まりの場で、共に宗祖親鸞聖人の教えに遇い、自らの依りどころを教えていただいた御恩に報謝し、教えを聞信して、念仏申す身となっていくことを毎年心新たに誓います。
お寺としましても、感染症への十全なる対策を講じて臨みますとともに、皆様方におかれましてもマスク・消毒・距離の確保等のご対応を十分に心がけていただき、決してご無理は申しませんが、できうる限りのご参詣をお待ちしております。
一. 日程 令和2年12月6日(日)
午後2時~ 日中(おつとめ)
三時終了予定
*本年は12月6日 (日) の午後2時からのおつとめ一座のみの法要となります。今年は法要後の法話も予定しておりません。また、例年はお昼に婦人会の方々でご用意いただいた「お斎」をいただいておりますが、みなさまとご相談の結果、今年はこちらもひかえさせていただきます。午後2時法要開始ののち、3時にはすべての次第が終了する予定です。
*当院報恩講は毎年皆様方の篤厚のご懇志とご協力で勤めさせていただいております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。