令和四年 謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

私たちのコロナとの付き合いも、ずいぶんと長くなりました。昨年は、人との接触ということがためらわれる日常の中で、仏事についても大きく変化した一年であったように思います。近年、希薄になりつつある人間関係にさらに拍車がかかりました。日本の伝統的な行事としては比較的地域に強く根付いていたご法事などの仏事という行事も、人との密が避けられる中で、さらに少人数化が進み、いまやその伝統の継承は風前の灯です。このコロナをきっかけとして、さらに儀式の簡略化が進むのは必至です。

しかし同時に、ここ数年時代の経過とともに形骸化されてきた儀式も、このコロナという一大事をきっかけとして、あらためて深く見直されるべき時が来ているようにも感じます。いったい、私たちにとって仏事とは何なのか。それが強く問われ直している時代であると感じます。

一末寺をあずかる住職として、仏事について、真宗の未来について、目を背けず腰を据えて考えねばならないと強く感じているこの頃です。本年もどうぞよろしくご指導いただきますようお願い申し上げます。

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令和四年 了願寺年間行事

【定例行事】

  • 晨朝(朝のおつとめ)
       每朝 午前七時〜
  • 親鸞教室(お聖教の学びの場 『教行信証』に学ぶ)
       第二木曜日  午後四時〜
  • お講(宗祖親鸞聖人ご命日のつどい 『正信偈』に学ぶ)
       每月二十八日  午後二時〜

【年間行事】

  • 修正会(元日のおつとめ)
      一月一日(金) 午前十一時〜
  • 春の彼岸会法要(春分の日)
      三月二十一(月)  午前十時〜
  • 花祭り(お釈迦様誕生会)
      四月三日(日) 午後二時〜
        *四月一日〜八日まで花御堂が出ます
  • 盂蘭盆会法要
      八月十五日(月)  午前十時〜
        *八月十二日〜十五日に墓地管理費受付が出ます
  • 秋の彼岸会法要(秋分の日)
         九月二十三(金) 午前十時〜
  • 報恩講(宗祖親鸞聖人祥月ご命日)
         十二月三日(土) 午後二時〜 逮夜(おつとめ)
           四日(日) 午前十時〜 晨朝(おつとめ)
                 午後二時〜 日中(おつとめ)

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了願寺納骨壇新設のお知らせ

この度、多くの方からのご要望にお答えする形で、了願寺本堂内に「納骨壇」を設置 することとなりました。

令和 4 年春 には設置完了予定です。了願寺本堂の内陣 (阿弥陀如来像の横) に下図の納骨壇を設置し、お預かりから 30年間 寺院にてご供養させて いただきます (30年経過後、了願寺境内にあります 永代供養墓 に納骨させていただきます)。もちろん、事前にお寺までご連絡いただければ、いつでもお好きなときにお参りいただけます。

【納骨壇】(5段式のひとつ分)
冥加金30万円以上 維持管理費5千円(1年間)
*月参りをしてくださっているご門徒様に関しては管理費はいただきません。
【共同納骨壇】(納骨壇下段でのお預かり) 
頂骨(小さいお骨) 冥加金5万円以上
胴骨(大きいお骨) 冥加金10万円以上

↓完成予定図(来春完成予定)

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令和四年元旦 修正会の御案内

  昨年より続くコロナ感染症との付き合いも、気がつけばずいぶんと長期戦となっています。しかし、徐々に私たちはその対策を熟知しはじめ、やがて訪れるこの長期戦の終焉へと期待しつつあります。

さて、元日一月一日(土)午前十一時より本堂で「修正会」が勤まります。「修正会」とは、一年の初めに荘厳を整え、身も心もひきしめ、仏恩報謝の思いをもって新しい年にのぞむ仏事です。お寺も今年はウイルス感染症対策に頭を悩まされた一年でした。まだしばらくこの状況は続きそうですが、心機一転、新年からの新たな生活へ向け、ご一緒にお勤めさせていただきたく思います。

なお、例年はお勤めのあとにささやかなお食事のご用意をさせていただいていますが、今年もまたコロナウイルス感染症の拡大防止のため、ひかえさせていただきます。感染症対策に十分ご留意いただき、ご無理は申しませんが、可能であればご参詣をお待ち申し上げております。

          記

日時   令和4年 1月1日(土)午前11時~

場所  了願寺 本堂

元日一月一日は終日本堂にお参りいただけます。一年のはじまりをお念仏と共にお迎えください。

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令和三年 了願寺報恩講円成

さる12月5日 (日) 午後2時より、皆様方の多大なるご協力のもと、無事本年も当院報恩講が円成いたしました。心より感謝申し上げます。

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昨年に引き続き本年も、コロナウイルス感染症に配慮した報恩講となりまして、例年2日行っている法要も、今年は1日1座のみとなりました。お昼の「御斎」も今年は控えさせていただきました。しかし、荘厳等の準備や報恩講の特別のお勤め等は例年通りしっかりと行われ、特に仏花は伝統を継承しつつ近代的な花材も使用された、すばらしいものが整えられたように思います。

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ご案内の段階では、2時からの法要のみのご案内で、3時にはすべての儀式が終了するという予定でした。その予定通り、お勤め終了の3時ごろで一旦締めさせていただいたのですが、その後、ご希望の方だけに残っていただき、当院住職が報恩講のご法話をさせていただきました。長い期間、本堂での法話ができないことが心にひっかかっておりましたので、このような形にさせていただきましたが、お残りになってくださった方々は最後まで熱心に聞いてくださっておりました。

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古来「真宗門徒にとっての一年は報恩講に始まり、報恩講に終わる」と言われてきました。お寺にとっては、これからまた、来年の報恩講へと向けた一年がはじまりますが、暦の上ではあともう少し一年が残っています。

1月1日の元旦は11時より本堂にて修正会が勤まります。お勤めのあとにはおせちと少しのお酒をいただくことが通例となっています。年始お時間が許しますならば、ぜひとも本堂へ新年のお参りにお越しください。

寒さも厳しくなってきました。くれぐれも健康にはご留意なさって、お念仏とともに良いお年をお迎えくださいますよう心より祈念致しております。

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令和3年 了願寺「報恩講」のご案内

秋冷の候 益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。

昨年から続く新型コロナウイルス感染症への脅威との戦いは、長期戦となり、気がつけば今年も年末の報恩講のご案内の時期となっておりました。皆様方におかれましては、今年もまた大変なるご心労を重ねられた一年となっておられるかと存じます。心よりお見舞い申し上げます。

当院におきましても、昨年来、定例行事や法要等が例年通りには行うことができず、試行錯誤の日々でした。未曾有の事態の中で、あらためてお寺としての役割について日々反省を促されている次第です。

さて、当院では例年二日間にわたり報恩講をお勤めしておりますが、今年もまたコロナ禍の影響で長時間の法要は躊躇われ、下記の「一日のみ」お勤めしたいと思います。日程短縮とは言え、報恩講とは真宗門徒にとって一年の中でもっとも大切な仏事です。私たちは、この集まりの場で、共に宗祖親鸞聖人の教えに遇い、自らの依りどころを教えていただいた御恩に報謝し、教えを聞信して、念仏申す身となっていくことを毎年心新たに誓います。

お寺としましても、本堂の映像を映した別室の用意や焼香のみの参詣等、感染症への十全なる対応を講じて臨みますとともに、ネット中継での法要参加も対応します(下記参照)。皆様方におかれましてもマスク・消毒・距離の確保等の対策を十分に心がけていただき、決してご無理は申しませんが、できうる限りのご参詣をお待ちしております。

              記

一.日程  令和三年 十二月 五日(日)
              午後 二時~  日中(おつとめ)

*本年は十二月五日(日)の午後二時からのおつとめ一座のみの法要となります。例年はお昼に婦人会の方々でご用意いただいた「お斎」をいただいておりますが、ご相談の結果、昨年に続きこちらもひかえさせていただきます。午後二時法要開始ののち三時にはすべての次第が終了する予定です。

*当院報恩講は毎年皆様方の篤厚のご懇志とご協力で勤めさせていただいております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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ZOOMを利用したリモート法要のご案内

コロナウイルス感染症拡大に伴い、あらゆる業種でインターネットを利用したリモートでの会合が行われています。お寺関連でも昨年4月の最初の緊急事態宣言発令以降、人の集まる法要や講座などの集まりを自粛せざるをえない状況が続いています。そこで、当院でも試験的に、法要・月参り・講座について、ZOOMをはじめリモート会議用ツールを利用して実施しております。

ZOOMの使い方についてはここでは渇愛させていただきます。すでにご存知の方も多いとは思いますが、はじめてご使用になられる方はサイト上に丁寧な説明がたくさんありますので、GOOGLEなどのネット検索を利用して各自お調べいただければ幸いです(お寺に直接お電話でお問い合わせいただいても結構です)。

また、リモートにてご参加を検討してくださる方は事前にお寺まで (ama@ryogan.org, 06-6471-5942) ご一報ください。お寺のZOOMのミーティングIDとパスコードは以下になります。

  ミーティングID 980 117 4432
  パスコード 253354
  了願寺報恩講
  日時 12月5日(日)午後2時より

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令和3年 真宗本廟 (東本願寺) 報恩講のお知らせ

今年も、真宗本廟(東本願寺)では「報恩講」が勤まります。報恩講は、宗祖親鸞聖人の御祥月命日に勤まる法要で、真宗門徒にとって一年でもっとも大切で中心となる仏事として毎年勤まっています。

東本願寺では、今年も11月21日(日)から28日(日)までの8日間にわたり勤まります。

なお、今年も新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、当院了願寺からの団体参拝は控えさせていただきます。各自でのご参拝をお願い申し上げます。ご参拝される皆様は当院までご一報いただければ幸いです。

インターネットライブ配信◆

今年も、法要・法話の様子をインターネットにてライブ配信します。YouTube東本願寺公式チャンネル にてご覧ください。

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令和3年 難波別院 (南御堂) 報恩講のお知らせ

難波別院 (南御堂) では来る2021年10月25日(月)から10月28日(木)にかけて「報恩講」が勤修されます。今年は27日(水)の結願逮夜ならびに結願日中(木)に大谷暢裕ご門首がご出仕をされ法要が勤まります。 法要の詳細につきましては、下記の「日程」をご確認ください。

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今年度の難波別院の報恩講は、新型コロナウイルス感染症の感染防止の観点から、例年の諸行事の大半が中止となっています。。法要については、時間短縮・換気・参拝席の間隔を充分に空けるなどの感染予防対策が講じられます。ご参拝の際は、マスク着用等の感染防止対策をとっていただきますようお願い申し上げます。

なお、今年度も当院了願寺からの団体参拝は行いません。各自のご参拝をお願い申し上げます。何か不明な点があれば当院までご連絡ください。

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