令和5年 孟蘭盆会法要ご案内

本年五月以降、長らく続いたコロナウイルスも五類感染症に移行しまして、ようやく日常生活が復帰しつつあります。

新型コロナウイルス感染拡大の影響は、各所で多大な影響を及ぼしました。お寺としてもイベントは自粛し、大きな法要は規模縮小でお勤めさせていただいておりました。まだ、完全に気を抜けない状態は続いていますが、それでも徐々に通常の法務が回復してきております。私たちはこの経験を活かし、新たな日常を構築していかねばなりません。

8月15日の「孟蘭盆会法要」については、通年通り、本堂にてお勤めさせていただくよう予定しております。コロナウイルス蔓延やウクライナでの戦争、物価高騰や気候変動による猛暑の到来など、社会全体が大きな不安に取り囲まれつつある昨今にあたって、「お盆」という法縁の場を通じて、あらためて念仏生活の意味について、ともに尋ねていきたいと考えております。

下記により法要が勤まりますので、一人でも多くの皆 さま方のご参詣をお待ち申し上げております。

日時 令和五年 8月15日(火) 午前10時より
場所 了願寺本堂

お初穗についてのお願い

了願寺におきましては、元禄の創建当初よりご本尊阿弥陀如来に対する一年間のお仏飯米として、各ご門徒様より「お志」を頂戴しております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

*ご法名等はお寺に用意してある「申請用紙」に当日受付にてご記入ください。

墓地管理費のお願い

以下の期間にて、「墓地管理費」の受付を行います。管理費は一年のうちいつでも納入していただいて結構ですが、一年でもっとも墓参の多いお盆の時期には了願寺婦人会の方々にご協力いただき、正面玄関にて受付が出ます。

墓地管理費受付 8/12 〜 16 (午後5時くらいまで)
場所 正面玄関にて (婦人会の受付は午前のみ)

また、昨年お知らせさせていただいているように、令和四年総代会にて管理費の値段改定 (年間3,000円以上) が行われています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

共同墓地盆会法要

例年通り、上の盆会法要と同日の午後1時より、了願寺墓地にある共同墓 (永代供養墓) にて盆会法要を行います。共同墓納骨の方はどなたでもお参りください。

了願寺墓地地蔵盆

こちらも例年通り中央の地藏堂にて地蔵盆のお参りをします。今年は24日の11時よりお勤めします。どなたでもお参りください。

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7月写経会のご案内

7月の写経会は7月19日 (水) の午後2時からです。

7月写経会 : 7/19 (水) 14:00--
場所 : 本堂
持物: なし (お寺が用意します)

現在、継続してご参加くださっている方々は、『正信偈』の書写がほぼ終了しています。現在は、ご自身の「お名前」と「住所」、「書写年月日」等の練習をしていただき、各自が完了した『正信偈』の末尾に書き加えていただいています。お名前等の記入がすべて完了すると、東本願寺印と了願寺印を押印させていただきます。その後、次のお聖教(『文類偈』or『阿弥陀経』)に入る前に、一旦筆休めとして、普段使えるような手紙の文面 (ペン書き) の練習に入ります。

ご予定つく方はぜひとも気軽にご参加ください。

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梅雨時期の植物

関西も梅雨入りの便りが聞こえ、ジメッとした鬱陶しい季節となっていますが、いかがお過ごしでしょうか。

さて、境内ではアジサイをはじめ、梅雨の時期の植物が次々の開花し始めています。めずらしいものもちらほらありますので、雨の合間にぜひとも散歩がてらお立ち寄りください。ブログがてら、ここにも少しご紹介を。

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このあじさい、ご門徒さんから昨年挿し木で増やしていただいて、境内に地植えしました。今年は立派に咲いてくれました。品種はうっかり忘れてしまいました。ご存知の方、教えてください。

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これはご存知「カシワバアジサイ」ですね。実はこのアジサイ、白ではなく、ここからピンクになるはずなんです。珍しいですね。

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ユリも何種類か境内に咲いています。これはスカシユリのトライバルダンスという種類です。熱帯植物的な配色で、見ごたえがあります。

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これは花菖蒲ですね。淡紫の花が咲きました。今年は次男の初節句だったのですが、これが咲いたので記念撮影をしました。

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これは「ミッキーマウスの木」と呼ばれている南アフリカ原産の常緑低木です。そのネーミングは、赤いガク片と黒い実がミッキーマウスに似ていることからこの名前がついています。アフリカ原産の比較的珍しい樹木ですが、日本の環境でも越冬し、割と強い木です。

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これは「ヤマボウシ」ですね。写真のものは常緑のもので、今ちょうど鈴なりに咲いています。落葉の方のヤマボウシも境内にはいくつか植わっています。

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沖縄の公園や庭先でよくみかける「テイキンザクラ」です。くびれた葉を提琴に例えられてついたそうです。寒さに少し弱いので冬場は軒下くらいで越しました。エキゾチックな小さな赤い花を咲かせてくれます。

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これは「グレビレア」という植物で、オーストラリア原産のヤマモガシ科の常緑樹です。グレビレアは実にたくさんの種類があって、これは「ロンギスティーラ・エレガンス」といわれるものです。花の形と葉の切れ込みに特徴があり、非常に美しい花が咲きます。オーストラリア系の植物は近年日本にもたくさん入ってきており、比較的ローメンテナンスで育てることができます。

他にもたくさんの花々が開花しています。中には非常に珍しいものもありますので、ゆっくり散策してみてください。わからない植物があれば住職に聞いてください。植物談議は大好物です。この時期、時間があれば庭に出ています。また、欲しいものがあればご遠慮なくおっしゃってください。挿し木や株分けできるものであれば、すぐにお分けいたします。

それでは、また。

大阪教区 同朋大会のお知らせ—私たちは何を求めて生きているのだろうか—

大阪教区では来る6月24日 (土) に第46回となる「同朋大会」が開かれます。ご講師は伊藤元先生 (徳蓮寺住職) です。時間は午前の部 (10時から)、午後の部 (午後2時半から) の二部構成ですが、了願寺からは「午前の部」で団体参拝します。参加をご希望の方はお寺までご連絡ください。集合は直接「難波別院」(久太郎町 4-1-11) に10時には到着するようにお願いいたします。オンラインでの参加も可能です。詳細はお寺までお問い合わせください。なお参加費は1000円と告示されていますが、これはお寺が出させていただきますので、派手ではない普段着で、お念珠だけ持ってお越しください。

親があり、祖父母があり、連綿とつながってきた 私のいのち 今だけよければいいのでしょうか。

家族、友人、社会、さまざまなつながりの中にある 私のいのち 自分だけよければいいのでしょうか。

たった一度きりの誰とも代わることのできない 私のいのち いのちの重さに違いがあるのでしょうか

私たちは必ず誰しも死を迎える時がきます。自分の人生が充実して幸せなものであることを願いながら、それもどこかで死によってすべてが無になってしまうと恐れて生きている私がいます。

しかし、どう生きることが本当に満足で、安心できるものであるのか、はっきりしないものがあります。現実の社会を生きることと、お念仏の教えを聞くことは別のことなのでしょうか。ふとわいてくる不安やむなしさは何なのか。心の声に耳を傾けてみませんか。

私たちは何を求めて生きているのだろうか。

「私の生き方」を共々にたずねる場になればと思います。皆さま、お誘い合わせのうえ、ぜひご参集ください。

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6月写経会のご案内

6月の写経会は6月14日 (水) の午後2時からです。

6月写経会 : 6/14 (水) 14:00--
場所 : 本堂
持物: なし (お寺が用意します)

現在、継続してご参加くださっている方々は、『正信偈』の書写がほぼ終了しています。現在は、ご自身の「お名前」と「住所」、「書写年月日」等の練習をしていただき、各自が完了した『正信偈』の末尾に書き加えていただいています。お名前等の記入がすべて完了すると、東本願寺印と了願寺印を押印させていただきます。その後、次のお聖教(『文類偈』or『阿弥陀経』)に入る前に、一旦筆休めとして、普段使えるような手紙の文面 (ペン書き) の練習に入ります。

ご予定つく方はぜひとも気軽にご参加ください。

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鯉のぼりとこどもの日

新緑のいい季節となりました。ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしょうか。

さて、5/5 のこどもの日に向けて、境内では「鯉のぼり」が上がっています。雨の多いこの季節、大きな綿製の鯉を、雨のたびごとに上げたり下げたりするのはなかなか一苦労なのですが、日本の古き良き風習である鯉のぼりのある風景は、やはり心躍るものがあります。

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お寺に起こしの折は、ぜひともご覧になってください。

さて、皆様のお陰様を持ちまして、京都東本願寺では親鸞聖人のご誕生850年の「慶讃法要」が無事圓成しました。心より感謝申し上げます。了願寺からは 4/15 に団体参拝しました。あいにくの雨だったのですが、室内移動がほとんどでしたので、人が少なくて返ってよかったとのお声もいただきました。プログラム自体もほぼ予定通り進み、充実した一日となりました。ご参加くださった皆様、そしてご懇志をいただいた皆様方には、心より御礼申し上げます。

こどもの日である 5/5 には東本願寺では「こどもの集い in 東本願寺」が開かれます。こどもたちのための慶讃法要です。私も子供たちを連れて上山する予定です。こどもたちに向けたさまざまな企画が用意されています。飛び入りの参加も可能だと思いますので、ふと思い立った方はぜひとも京都においでください (念の為、この記事をご覧になった方で参加希望の方はお寺までご連絡いただければ確実かと思います)。

新緑の木々と花々

春の盛りから初夏にかけて、境内では様々な植物が動き出しました。一部、ここにご紹介を。

まずは、境内の生け垣のヒラドツツジです。この花のおかげで、この時期がもっとも外からのお寺の風景がきれいです。

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これは山吹なんですが、斑入りの珍しい山吹で、葉にも花にも白斑が入ります。

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ご存知、藤の花です。咲かすのに小さな苗木から3年かかりましたが、今年はなかなか見ごたえがあります。

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この可憐な小さな花は羽衣ジャスミンです。甘い香りがあたり一面に広がっています。

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これは紅花のハナミズキです。本堂の横に植わっています。

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これはデルフィニウムというお花です。切り花ではよく見ると思いますが、鉢では少し珍しいです。夏の暑さに弱いので種で増やしてみます。

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これはマーガレットですね。少し変わっていてぼんぼりのような形の白花です。

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これはユーフォルビアの花です。宿根草で毎年小さな鈴なりの花を咲かせてくれます。

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これはポリガラという植物です。小さな濃いピンク色の花が鮮やかです。とても強い植物でほとんど管理をしなくても咲いてくれます。

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これはキリシマツツジです。私の妻の実家 (能登) から送ってもらったものです。鮮やかな赤がいいですね。

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これはオオベニウツギですね。この時期、花色が白から薄ピンクと濃いピンク色に変わり3色の花を同時に楽しめます。

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他にも、たくさんの植物が境内にはあります。お寺にお越しの折はゆっくりとご覧になってください。

5月写経会のご案内

5月の写経会は5月17日 (水) の午後2時からです。

5月写経会 : 5/17 (水) 14:00--
場所 : 本堂
持物: なし (お寺が用意します)

現在、継続してご参加くださっている方々は、『正信偈』の書写がほぼ終了しています。現在は、ご自身の「お名前」と「住所」、「書写年月日」等の練習をしていただき、各自が完了した『正信偈』の末尾に書き加えていただいています。お名前等の記入がすべて完了すると、東本願寺印と了願寺印を押印させていただきます。その後、次のお聖教(『文類偈』or『阿弥陀経』)に入る前に、一旦筆休めとして、普段使えるような手紙の文面 (ペン書き) の練習に入ります。

ご予定つく方はぜひとも気軽にご参加ください。

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了願寺慶讃法要団体参拝の日程について

了願寺ご門徒のみなさまにおかれましては、慶讃事業にご理解を賜り、日頃より尊いご懇念をお運びいただいておりますこと厚くお礼申しあげます。

すでに ご案内 していますように、このご法要は、浄土真宗の宗祖親鸞聖人のご誕生850年と浄土真宗の立教開宗800年を記念する50年に一度の最大規模の法要です。この稀有な機縁をご門徒のみなさまと共々にさせていただくことは、まことに幸甚の至りです。

法要は3月末から4月終わりにかけて1ヶ月以上続き、全国津々浦々の浄土真宗にご縁ある方々が京都に参集します。了願寺からは4月15日(土)に団体参拝します

詳細は下記の日程表をご確認いただきたいのですが、朝の8時にはお寺を出発したいので、「午前7時45分」には了願寺境内にお集まりください。朝食は各自でお済ませください。中型の観光バスにて京都に向けて出発します。途中、阪神出来島駅に「8時10分」に、阪神尼崎駅に「8時20 分」に停車します (バスには「了願寺」の ステッカーが貼ってあります)。出来島駅は「駅前ローソン向かいの市バス乗り場」 に、尼崎駅は「南側バスロータリー」 に、それぞれ時間の前にはご参集ください。

昼食は京都の東本願寺内の書院でいただきます。途中、京都国立博物館 へ短いバス移動があります。博物館拝観後、4時半には京都を出発し、同じ経路 (尼崎駅・出来島駅) で了願寺まで帰宅します。バスは1時間強ありますので、乗り物に弱い方は座席を調整しますので、あらかじめお寺までお知らせください。夕方の5時半には大阪に到着する予定です。

日程は比較的ゆったりと取っています。この度の団体参拝が、みなさまにとって大切な機縁となることを願ってやみません。

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4月写経会のご案内

定例行事の4月の写経会は以下の日程で行いたいと思います。

日時: 4/19 (水) 14:00--
場所: 本堂
持ち物: お念珠だけ

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現在、お寺の者と5名ほどのご参加がある程度で、少人数の会ですが、だいぶ定着したイベントとなってきました。以下の写真は3月のものです。

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みなさん、最初に『正信偈』の写経からはじめたのですが、ほどんどの方々が書き終えました。現在はご自身の名前や住所、手紙の文章など、日常よく書く機会の多い文字の練習に入っています。以下の画像は来ていただいている先生が参加者それぞれに書いてくださいました。

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いったんこうした基礎的な字の練習をして、次の写経に入っていただこうと考えています。お習字の場としてもたいへんよい機会だと思いますので、ぜひお気軽に参加してみてください。

境内「桜」開花中

春の日差しが嬉しい季節となってきました。

お寺の境内の「桜」が開花中です。今週末が見頃といったところです。

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すでに ご案内 させていただいている通り、4月1日(土)午後二時から境内で「花まつり」が行われます。本堂で誕生会のお勤めのあと、境内でみなさんとお花見をしたいと思います。お時間合えば、ぜひともご参加ください。

他にも境内にはいろいろな植物が開花中です。

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これは源平の枝垂れ桃の花で、紅白の花が咲く珍しい品種です。樹木葬スペースの近くに置いています。

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これは「クルメツツジ」で、江戸時代後期に久留米藩がつくり出した改良品種だそうです。戦後には久留米でたくさん作られたという、日本原産のツツジです。一般のツツジより少し小ぶりの花が咲きます。これは墓地参道で咲いています。

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これは「利休梅」です。中国原産ですが明治時代末期に渡来したようです。清楚な白い花が茶人に好まれ、茶庭に使われることが多いそうです。このため、茶道の祖である千利休にちなんで、リキュウバイと名付けられたということです。こちらも墓地の参道に咲いています。

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これはご存知「スイセン」ですが、「スノーフレーク」という品種です。釣鐘状の花がスズラン、細長い葉がスイセンのようだから鈴蘭水仙とも言われています。白い花弁の縁に緑の水玉のような斑点が入り愛らしいです。こちらも墓地参道に。

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こちらは「カラフネツツジ」です。黒みがかって見える濃赤色の花が個性的なツツジです。「カラフネツツジ」という名は、その昔、日本のツツジがオランダで品種改良され、逆輸入されたのが由来とも言われています。この可憐な花も墓地参道にあります。

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これは少し変わり種で、オーストラリアやニュージーランド原産の「ギョリュウバイ」という花です。日本でも流通が盛んで、比較的よく園芸店で見られます。その葉の形が「御柳」(ギョリュウ) という樹木の葉に似て、花は梅の花に良く似ているため、日本では二つを合わせて「御柳梅」(ギョリュウバイ) と呼ばれるようになりました。こちらはお手洗い近くに鉢植えされています。

その他にもたくさんの植物が境内にはあります。春の気持ちの良い気候、ぜひお散歩がてらいらしてください。