お初穗についてのお願い

当山了願寺は、元禄元年 ( 一六八八年 )、開発間もないこの中島新田の地に創建されました。創建当初、すぐには檀家なども得ることができませんでしたので、地主である中島市兵衛氏 (当院の墓地に 石碑 があります) より、米三石六斗のご寄進を受けて維持していました (詳しくは 歴史 をご参照ください)。この寄進米はその後も長く続いたと記録されています。

この名残を受けて、了願寺では今でも御本尊である阿弥陀如来様への一年間のお仏飯米 (お初穗) として、ご門徒さまから「お志」を頂戴していることであります。

昨年来の新型コロナウイル拡大によって密空間の回避ということが感染拡大の抑止策として世間に浸透するにつれ、月参りやご法事、お葬儀など、お寺の主要な法務がいちじるしく減少しております。感染拡大当初手探りで対応していたものの、こうした状況がすでに一年以上も継続しており、寺院護持ということが大変厳しい状況まで進んでまいりました。

昨今の厳しい経済状況の中で誠に厚かましいお願いで恐縮ですが、このコロナの期間に月参りやご法事をご延期または中止なさっているご門徒様におかれましては、創建当初より当院に継続されてきた「お初穗」という形で、ほんのお気持ちで結構ですので、寺院護持へご協力を賜りますようお願い申し上げます。

今年は殊の外暑さが厳しい日が続いております。くれぐれもおからだおいといくださいますよう念じあげます。

了願寺住職・総代一同

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