令和7年 了願寺報恩講「文化財登録記念法要」ご案内

秋も一段と深まり、日だまりの恋しい季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。

今年は了願寺にとって大きな出来事がありました。7月に御本尊の阿弥陀仏立像が大阪市の有形文化財に指定されたのです。大阪市全域でも稀有なことですが、当院のある大阪市西淀川区では仏像としては初めての登録になります。仏像は600年以上前の室町時代の制作で、当院本堂にて長らく有縁のご門徒・地域の方々に支えられ、保存されてきました。

これを記念して夏頃より、「有形文化財登録記念事業」と称して、ご懇志を募り、本堂の御本尊を中心に一部改修事業を進めてきております。10月現在お陰様で90名を超える方々のご芳志を賜っております。当院では、昭和53年の本堂建立、昭和63年の落慶法要の時にご寄進いただいた方々のお名前が今も本堂に残っております。今回の記念事業の寄進者の御芳名もまた、文化財となった御本尊と共に、永代に渡り本堂に残ります。ご懇志は可能な範囲のお気持ちで結構です。引き続き、皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。

さて、今年は下記の日程で報恩講を2日間お勤めさせていただきたいと思いますが、併せて「文化財登録記念法要」としてお勤めさせていただきたいと思います。本堂修復後初の大きな法要で、文化財の御本尊が登録後初めて広く一般公開されます。法要は下記の三座(11月29日午後・30日午前・午後)お勤めさせていただきます。また、記念式典を30日の午後一時から予定しております。ぜひとも、記念すべき今年の報恩講へのご参詣をお待ちしております。

            記

一.日程 令和7年 11月29日(土)
              午後 2時~  逮夜(おつとめ)
                  3時~  法話(当院住職)
              30日(日)
              午前 10時~  晨朝(おつとめ)
                 11時~ 法話(佐野明弘師)
                 12時~ お斎接待
              午後 1時〜 記念式典
                 2時~  日中(おつとめ)
                 3時~  法話(佐野明弘師)
一.講師 石川県光闡坊住持 
           佐野明弘師(京都 大谷専修学院長)

一。主題 「阿弥陀仏の御名を聞き」

*本年は報恩講に併せて、夏頃より進めてまいりました有形文化財登録記念事業の完了のご報告として、「文化財登録記念法要」をお勤めさせていただきます。上記の三座(3回)お勤めがあります。2日目30日午後1時からは記念式典を予定しております。ご都合のよい日程でお参り下さい。もちろん、全日程ご参加いただいても結構です。修復工事は11月末の法要までにすべて完了する予定ですので、修復後初の大きな法要となります。

*本年は11月30日(日)の午前・午後と石川県光闡坊住持の佐野明弘先生にお越しいただきご法話いただきます。佐野先生は当院住職が日頃から公私共にお世話になりご指導いただいている先生です。昨年に引き続きご多忙の中、了願寺までご遠方よりお越しいただきご法話いただきます。ぜひとも住職と共にご聴聞いただければ幸甚です。

*30日には記念式典を予定しており、また日中(午後2時から)は法中のお寺様方も来られて、当院の法要のうち一年で最も重い法要が勤まります。全日程ご都合つかれない方も、30日の午後からはぜひともご参詣・ご聴聞賜りますようご案内申し上げます。

*法要はZOOMを利用してオンラインでも参加できます。IDとPASSはいつものお寺のものです。法要が近づいてくると、こちらで通知します。

*当院報恩講は毎年皆様方の篤厚のご懇志とご協力で勤めさせていただいております。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

以上

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大阪教区宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要のお知らせ

2025年4月17日(木)から20日(日)まで、真宗大谷派難波別院において「大阪教区宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」がお勤めされます。また、2025年の一年間は「慶讃Year」として、さまざまな事業を実施する予定です。了願寺からは「4月19日」に団体参拝します。

それにあたり、「慶讃特設WEBサイト」が開設されています。法要期間中や慶讃Year中の情報を随時更新していきますので、皆様是非ご確認ください。

慶讃法要とは

慶讃法要は、宗祖親鸞聖人の御誕生と立教開宗を慶び讃える御仏事です。

宗祖の御誕生、そして立教開宗を慶び讃えるということは、念仏の教えに出遇い、自らにかけられた願いに深くうなずき、そして、その御恩に報いていく歩みに他なりません。それは、人として誕生した私が、念仏の教え・はたらきに出遇う時、人として生まれてきたことの尊さに目覚め、生まれて生きることを真に喜ぶことのできる者となる、まさに念仏の教えに出遇った者の「報恩の営み」なのです。

このたびの慶讃法要は、一人ひとりが自らにとっての立教開宗の意味をたずね、本願念仏の教えをいただくかけがえのない大切な「時」と「場」を賜ることであり、自らの聞法生活を問い直し、あらためて念仏申す歩みを確かめていく機縁となることを願いとするものです。

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了願寺からは4/19 (土) に団体参拝します

了願寺からは 4/19 (土) に団体参拝します。午後2時からの法要に間に合うように向かいたいと思います。ご希望の方は お寺まで ご連絡ください。お寺からご一緒に向かう方は「午後1時」に境内にご参集ください。直接、難波別院にご集合くださっても大丈夫です。その場合、午後2時の少し前にはお越しください。お車まで別院に来られる場合、寺院内の駐車場はこの日はご利用いただけませんので、近くのパーキングにお願いします。いずれにしましても、詳しくはお寺までお尋ねください。

慶讃法要パンフレット

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