犯罪者や仏教を批判する人は念仏で救われるか?

浄土真宗では、一切の人々は念仏によって救われると教えられます。なぜならば、正依の経典である『大無量寿経』に説かれている本願は、罪が深く欲望の強い人たちをも含みすべて救済しようとする願いだから、とされます。そこで説かれる四十八願の中でも特に重要視されるのが第十八願で、それは次のようなものです。

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坊主と iPad (3)

今回は iPad で利用できる仏教関連の辞書について書いてみます。

App Store で「辞書」をキーワードに検索してみるとかなりの数ヒットしますが、仏教関連の辞書はまだほとんど見当たらないようです。一方で EPWING という昔からある辞書形式では、いくらか仏教用語に強い辞書があります。この EPWING 形式の辞書を iPad/iPhone で利用するには EBPocket を利用すればよいと思います。このアプリは複数の辞書をまとめて検索する「串刺し検索」や、他のアプリと連携して検索する機能も備えており、EPWING 辞書をたくさん持っているならば利用しない手はないと思います。

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坊主と iPad

かつてはお坊さんが衣姿で携帯電話を持っていると何か違和感があったものですが、現在では当たり前の風景となりました。むしろ持っていないと仕事に支障をきたすことさえあります。また、iPad などのタブレットもお坊さんが活用していてもそれほど珍しくはありません。携帯電話ほどではないですが、徐々にお坊さん業界にも浸透してきたようです。

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彼岸会法要にて

歎異鈔 (後序) に次のような有名な言葉がある。

聖人(親鸞)のつねの仰せには、
「弥陀の五劫思惟の願をよくよく案ずれば、ひとへに親鸞一人がためなりけり。されば、そくばくの業をもちける身にてありけるを、たすけんとおぼしめしたちける本願のかたじけなさよ」
と御述懐候ひし…

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