Time Machine のバックアップ先に iSCSI ターゲットを指定する

昨年末に長らく Mac OS X で使用していた Time Machine 用の外付けディスクが壊れました。常時稼働で3年ほど使用していたので、役目を全うしてくれたというところでしょうか。

そこで、Time Machine 用として新しいディスクを購入することも考えたのですが、自作した NAS 用マシン の容量にまだ余裕があるので、ここに 2TB ほどの iSCSI ターゲットを作成して、これを Time Machine 用のディスクとして指定してみたいと思います。

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NAS 用マシンを自作してみる (12) —データの外部ドライブへのバックアップ—

新年明けましておめでとうございます。ちょうど一年前のこの時期もPC周りの整理をしていたように記憶しているのですが、今年も同じようにして年末年始、PC関連の整理をしてのんびり過ごしています。

一昨年末に自作した NAS 用マシン は昨年一年間、本当に活躍してくれました。このマシンがひとつあるだけで随分とデータ管理が楽になったように感じます。この FreeBSD ZFS Raid-Z で構成された NAS 用マシンのデータのバックアップは、今までは家にあった余ったHDDに分割して行っていました。しかし、NASに保存されたデータの量も増えてきたことですし、今回年末年始にあたり大容量HDDを新規で導入して、一箇所にまとめてバックアップを作成しておこうと思いました。現段階でこのNASは 10TB ほどある容量のうち 4TB ほど消費しています。

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NAS 用マシンを自作してみる (10) —ZFS FreeBSD フルシステムバックアップ—

先日のエントリー ではディスクが故障した場合の対処法を備忘録として残しましたが、今回は ZFS FreeBSD のフルシステムバックアップとそこからのシステムリストアの方法をメモしておきます。

といっても、次のサイトの手順をそのまま追っただけです ^^;

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NAS 用マシンを自作してみる (9) —RAID-Z の修復—

ZFS RAID-Z で家庭用の NAS を構築するため、しばらく手探りであれこれ設定してきましたが、ようやく安定して運用できるようになってきました。おかげで随分勉強にもなりました。今回は万が一のためにディスクが故障した場合の対処法を予習しておきます。

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NAS 用マシンを自作してみる (7) —DLNA サーバー MediaTomb の導入—

FreeBSD への DLNA サーバー MediaTomb の導入手順を簡単にメモしておきます。

インストールはいつもどおり portinstall から行いました。ようやく FreeBSD にも少しずつ慣れてきました。

$ sudo portinstall net/mediatomb

データベース用に mysql (or sqlite) が必要になります。私はすでに導入済みでしたが、もしない場合は同様にインストールしておきます。

$ sudo portinstall databases/mysql55-server

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NAS 用マシンを自作してみる (6) —Firefly Media Server の導入—

Firefly (以前の mt-daapd) とはオープンソースのオーディオメディアサーバーです。これを導入すると iTunes (Digital Audio Access Protocol を実装したメディアプレーヤー) で NAS 上に保存した音楽ファイルを聴くことができるようになります。MP3, AAC, Ogg, FLAC, WMA がサポートされているようです。今回はこの Firefly の FreeBSD での導入手順をメモしておきます。

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NAS 用マシンを自作してみる (5) —ZFS RAID-Z とパフォーマンス—

さて、少し間があきましたが、先日 組んだマシンに HDD を6台導入して RAID-Z のストレージプールを作成します。

ハードウェアは以下の構成です。

CPU Intel CPU Core I3-3220T
M/B ASUSTek Mini-ITX P8H77-I
RAM DDR3 PC3-12800 CL9 4GBx2
SSD OCZ Agility4 64GB (zroot)

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NAS 用マシンを自作してみる (4) —FreeBSD の設定—

前回 導入した FreeBSD の設定を行います。ひとまず、デスクトップ環境の GNOME が動作し、Firefox が動くようになるところまでを目指します。

基本的な情報は FreeBSD ハンドブック から得ました。設定には FreeBSD on virtualbox インストールメモFreeBSD 8.1 on ZFS-boot を参考にさせていただきました。大変わかり易かったです。参考というより、リンク先にほぼそのまま従っただけ、と言ったところです。

私は vi の使い方もあやしいので、 vim/vi 実用レベルのリファレンス あたりも参照しつつ作業を行いました。以下はその際のメモの走り書きです。

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