自転車で遊ぶ (3) —ホイールの手組み—

自転車で遊ぶ (2) の続き。今回はタイヤやホイール関連について、あれこれ摸索した記録を残します。ホイールの手組みにも、手探りながら挑戦してみました。

自転車で遊ぶ (1) で書いたとおり、最初リムは Super Champion の Medaille d’Or (tublar 32h) でした。

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リム

Super Champion は超軽量で良いリムなのですが、街中をメインで走ることもあり、もう少し丈夫なものに変えました。選んだのは Mavic の GP-4。初期型が欲しく、リムは中古で探したのですが、デカールは新しいものに張り替えました。

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ホイール手組みのために揃えた道具。振取台には MINOURA FT-1 COMBO を。

スポークテンションメーターには ParkTool TM-1 を。

スポークには、DT Swiss Competition (ブラック) を選びました。シルバーの方がクラシックには合うのですが、Mavic のリムの色に合わせ黒にしてみました。

書籍や Web 上の情報などを参考にしながら、手探りで行いました。締めるべき箇所にカラー付箋で印をつけながら…

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地道な作業ですが、ハマると楽しくなってきます。ブレが徐々になくなっていく過程には軽い達成感があります^^;

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ParkTools のテンションメーターには換算表が付属しているので、それを目安にして調整していきました。

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一時期、時間があればこの作業にばかり没頭していました…

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組み上がって実際に走ってみると、乗り始め最初の数メートルくらいの間に「カチッ、カチッ」という音がしてスポークのテンションが落ち着くまでにしばらくかかりました。こうした作業を2,3回繰り返す内に、徐々にブレもなくなり、落ち着いていきました。

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ハブ

ハブには最初についていた Suntour の Superbe Pro (32h) をそのまま使用しています。ベアリングのスチール製の小さなボールは取り出して洗浄した後にグリスアップしました。仕上げには シマノ プレミアムグリス を使用しました。

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フリー

フリーホイールは軽量の Suntour Microlite (13-16-17-19-21-24) がついていました。

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調べると、 当時かなり高価なフリーだったようで、今でもあまり手に入らないと思います。歯は軽合製のため減りが早いようで、私が手にした段階ですでにだいぶ磨耗が進んでいました。また、フリー抜きも 6爪 と特殊で、現行のものは販売されておらず、当時の純正のものも手に入りにくいと思います。

今後のメンテナンスも考えて、同じく Suntour の Winner Pro (cf. 究極のフリーホイール・ウイナープロ) に変えました。こちらは 4爪で、フリー抜きは Park Tool のもの (サンツアー4ノッチ用 FR-3) が今でも購入できます。

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タイヤ

タイヤは Continental GP4000 22-28 (tublar) だったのですが、これも下の画像のようにかなり傷みと磨耗が進んでいました。

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走り心地や走行性の高さを望むなら高価なラテックスチューブ (植物由来の天然ゴム) の方がもちろん良いのでしょうが、すこしランクを下げて Continental Sprinter にしました。装着時のリムテープにはミヤタのもの (MIYATA TTP-1) を使用しました。

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リムテープはパンクしたときの携帯用の予備に一本分 (2mほど) 切っておきました。

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Sprinter もブチルチューブ (合成ゴム) なので空気の持ちも良いです。上級の GP4000 もいずれ試してみたいです。

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ホイール周りを整えていくと、だいぶ「自分の自転車」という感じが出てきました。こういった作業を行いながら、よりいっそう自転車に対する愛着が増していきます…

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(続く…)

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