Brother MFC-J6973CDW のスキャン to FTP についてメモ

A3までのコピー・スキャン・ファクスに対応の Brother インクジェット複合機 MFC-J6973CDW を購入してみました。目的は A3 コピーとスキャン機能。

特に本のスキャン (cf. スキャナー) に利用したいなと考えて購入してみました。本のスキャナとしては FUJITSU ScanSnap を所有しているのですが、こちらはデータ化の過程で裁断しないといけません。紙媒体としても保存しておきたい場合には、いままでコンビニやキンコーズなんかのスキャナを利用していたのですが、自宅でできるに越したことはありません。値段もお手頃でしたので、使用に耐えるか半信半疑でしたが、注文してみました。ここではこの複合機のスキャナ機能 (スキャン to FTP) について、メモしておきたいと思います。

スキャナ機能

スキャナ機能としては、

  • スキャン to ネットワークファイル
  • スキャン to Eメール送信
  • スキャン to FTP
  • スキャン to イメージ
  • スキャン to OCR
  • スキャン to メディア

などが用意されています。私は NAS に「スキャン to FTP」したいので、その設定を行いました。設定はブラウザから、

にアクセスして行います。ここからサーバーアドレスや転送先フォルダー、画質 (カラー or モノクロ, 100, 200, 300, 600dpi) やファイル形式 (PDF, TIFF) 、スキャンサイズなどを適宜設定して、プロファイルを作成しておきます。この複合機は解像度 1200dpi まで対応しているのですが、ここでは最大 600dpi までしか設定できませんでした。

MFC-J6973CDW_01.png

MFC-J6973CDW 本体に原稿をセットして、「スキャン」から「FTPサーバー」を選択。

MFC-J6973CDW_03.JPG

先ほど作成したプロファイルを選択して「スタート」を押します。

MFC-J6973CDW_02.JPG 

先ほどプロファイルで設定した転送先フォルダーにスキャンした画像が保存されていることを確認します。

補足メモ –FreeBSD の FTP サーバー構築–

私の現在使用している NAS マシンは FreeBSD なのですが、そもそも私は FTP サーバーの設定を行っていませんでした。こちら を参考にさせていただいて、サーバーを構築しておきました。ここについでにその過程をメモしておきます。

最初にユーザの追加。

# adduser
Username: ftp
Full name: Anonymous FTP user
Uid (Leave empty for default):
Login group [ftp]:
Login group is ftp. Invite ftp into other groups? []:
Login class [default]:
Shell (sh csh tcsh bash rbash nologin) [sh]: nologin
Home directory [/home/ftp]: /storage/ftp
Home directory permissions (Leave empty for default):
Use password-based authentication? [yes]: no
Lock out the account after creation? [no]: no
Username   : ftp
Password   : <disabled>
Full Name  : Anonymous FTP user
Uid        : 1002
Class      :
Groups     : ftp
Home       : /storage/ftp
Home Mode  :
Shell      : /usr/sbin/nologin
Locked     : no
OK? (yes/no): yes
adduser: INFO: Successfully added (ftp) to the user database.
Add another user? (yes/no): no
Goodbye!

次にディレクトリの作成。

# mkdir -p /storage/ftp/scan
# chown ftp:ftp /storage/ftp/scan

/etc/inetd.conf の編集。

# echo "ftp stream tcp nowait root /usr/libexec/ftpd ftpd -lAS" >> /etc/inetd.conf

/etc/rc.confinetd を有効にしておく。

# echo 'inetd_enable="YES"' >> /etc/rc.conf

起動。

# /etc/rc.d/inetd start

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